投資信託とは?購入前に知っておくべき投資信託の基礎知識を紹介

投資・貯蓄

投資信託とは?購入前に知っておくべき投資信託の基礎知識を紹介

れいちゃん
投資信託と株式投資は何が違うのかよくわからないし、株式投資よりも簡単にはじめることができるの?
投資信託は株式投資よりも投資初心者向きで、プロのファンドマネージャーに一任するから簡単だよ。
しょうくん
れいちゃん
それって投資のプロフェッショナルが私のお金を運用してくれるということ?
そうそうでもファンドマネージャーだから絶対に儲かるということもないし、株式投資と違って様々な手数料も考えないとダメなんだよね。
しょうくん

投資信託とは何か?株式投資の違いは?

投資信託とは投信やファンドとも呼ばれる投資商品全般のことで、自分の判断で自分のお金を運用する株式投資とは異なります。

投資信託とは

投資家から集めた多額のお金をひとつの大きな資金として、運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用して、運用の成果として生まれた利益を参加者全員に還元する金融商品のこと。

こうやって書くとすごく儲かるイメージがあるかもしれませんが、投資信託でも中には元本割れするものもありますし、不人気ですぐに解散してしまうものもあるので何を選ぶのかはとても重要です。

投資信託をわかりやすく紹介しているサイトでは、投資信託とは団体旅行のようなもので、個人旅行をするよりもツアーコンダクター付きの団体旅行に行ったほうが至れり尽せりのサービスを受けられますよね?

投資初心者が思いつきで見知らぬ海外に個人旅行に行くよりも、ツアーコンダクター付きの旅行に行ったほうが安全ですし、より楽しむことができます。

投資のプロフェッショナルであるファンドマネージャーに任せた方が、初心者が思いつきで選んだ商品よりもリスク分散ができ、より高収益が期待できるということ。

つみたてNISAがより初心者向きの投資方法なのは、個別株を組み入れることができずに投資信託などでも優良だと選別されたものの中からしか選べないからです。

NISAとつみたてNISAの違いとは?どちらを選ぶべきか?
NISAとつみたてNISAの違いとは?どちらを選ぶべきか?

NISAとつみたてNISAの違いはどこにあるのか。また実際にNISAとつみたてNISAではどちらを選ぶべきなのかを徹底解説。節税できる投資として国が主体で勧めている少額投資非課税制度のNISAについて紹介しますので参考にしてください。

投資信託にはどのような投資対象があるのか?

株式投資を行う時は、証券取引所に上場している企業の中から将来的に成長しそうだったり、株主優待や配当を期待して商品を選びますよね。

しかし投資信託では株式以外も対象にすることができ、

投資信託の対象

  1. 債券(国債・社債)
  2. 株式(国内株・外国株)
  3. 不動産投資信託(REIT)
  4. コモディティ(金・原油・穀物など)
  5. 上場投資信託
  6. その他(ヘッジファンドなど)

株式投資だけだと株価が全体的に下がっていると運用益は悪化しますが、これらのジャンル内の商品を組み合わせたり、複数ジャンルを組み合わせることで様々な投資信託を作ることができリスク分散ができます。

投資信託にもハイリスク・ハイリターン型だったり、ローリスク・ローリターン型のものもありますので、あまり儲からないと思うのは間違いですよ。

投資信託を運用するファンドマネージャーってどんな人?

投資信託を運営しているファンドマネージャーとは、世の中に存在する様々な株式や債権などの金融商品の中から実際に商品を選んで運用し、増やそうとする人で一人ではなく組織で活動している場合がほとんど。

多くの企業で専任の投資信託チームを作り、経済情勢を分析する人やデータや情報を収集する人、それらを総合的に分析して実際に投資する商品を決定します。

自分たちの運用方針が決まったらどのような方針で運用されるファンドかを告知して、その運用に共感する人に資金を出してもらい実際に運用しています。

野球で言えばプロ野球選手のようなものですが、プロ野球選手の中にも様々なレベルの選手がいますので、すべてのファンドマネージャーが優秀ということではありません。

それにどんなに優秀なファンドマネージャーが運用している資金でも、社会情勢が想定していた以上に大きく動いてしまえば、当初予定していた運用益を出せないこともあります。

しかし投資や金融商品のプロですから、ファンドマネージャーの知識や経験は一般人とは大きく異なると言えるでしょう。

投資信託をはじめるには?どこで投資信託を買えるのか?

株式投資のところでも少し紹介しましたが、投資信託をするには株式会社や銀行などの金融機関を窓口にしてはじめることができます。

証券会社なら総合取引口座を開設すれば、株式でも投資信託でも債権でも売買することができますので、資金管理の面から考えてもとてもわかりやすいでしょう。

しかもネット証券なら様々な手数料が安いので、支店までわざわざ足を運んで高い手数料を支払うよりもお得です。

ちなみに銀行で投資する場合は、普通預金や定期預金の取引を行う総合口座とは別に、投資信託口座を開設する必要があるので、資金を分けなければなりません。

最近ではポイント投資と呼ばれる様々な企業が提供しているポイントプログラムでもらったポイントを投資信託の購入代金にすることもできます。

株式投資の基礎知識!メリットやデメリットも知っておこう!
株式投資の基礎知識!メリットやデメリットも知っておこう!

初心者でもわかるように株式投資のメリットやデメリットも紹介しますので、基礎知識を学びませんか。株式投資って難しいイメージがあるかもしれませんが、メリット・デメリットを理解しておけば、初心者でも少額から簡単に始められる身近な投資ですよ。

投資信託には様々なコストや手数料が発生することも知っておこう

個別株を購入する場合は、株の購入代金+売買手数料を考えておけばよいのですが、投資信託の場合は手数料が少し多くなります。

投資信託の手数料

  1. 販売手数料
  2. 信託報酬
  3. 監査報酬
  4. 売買委託手数料
  5. 信託財産留保額
  6. その他、税金

ファンドマネージャーに運用をお願いしているわけですから、その分の手数料が発生するというわけ。

信託報酬とは運用にかかる費用のことで、運用報告書の作成費・発送費、資産の保管費用などが含まれ、運用管理費と読んでいる投資信託もあります。

売買委託手数料とは投資信託に組み入れた株や債券の売買を行うときに発生する手数料のことで、そういった手数料も参加者全員で負担します。

他にも税金で20%ほど取られるわけですから、つみたてNISAやiDeCoのように節税できる方法で、投資信託を購入するのがおすすめでしょう。

投資信託は誰でも購入することができるのか?

日本国内で販売されている投資信託に関しては、日本国内に住所があれば誰でも購入可能です。

投資信託の購入対象者

  • 未成年でも可能(親権者の同意や口座の代理開設)
  • 外国人でも可能(投資リスクを理解する必要あり)

日本国内に住んでいるすべての人が投資信託を購入することができますが、投資リスクを理解できなかったり、元本割れのリスクを了承できない人、生活資金で投資をしようとする人は購入することができません。

このあたりは基本的に株式投資と同じですので、普通に成人している人が自分の余剰資金で購入しようと思えば、全く問題がなく購入できるでしょう。

投資信託はいくらから買える?最低購入額は?

株式投資よりも身近な投資として投資信託は活用することができ、最低購入額は100円とお小遣いでも投資可能です。

100円から1円単位での投資が可能ですので余剰資金を活用した投資ができるでしょう。

株式投資の場合は最低購入株数は100株ですから、数万円〜10数万円の費用が必要になるので本当に少額から投資できます。

投資信託はの値段は1万口当たりの金額が発表され、それを基準価格として売買に活用し、日々株価のように変動しますので、購入するタイミングによって変わります。

投資信託の購入時には基準価格をベースにして購入口数が決定することになるので、1円単位での購入ができるというわけ。

投資信託の計算方法

10,000円の予算で基準価額が4万円の投資信託だと、1口あたりの基準価格は4円になり、10,000円÷4円=2,500口分が購入できるというわけ。

計算方法もそこまで難しくありませんし、ネット証券なら画面上ですぐに計算してくれるので、とてもわかりやすくて簡単です。

投資信託の基礎知識の記事まとめ

この記事では投資信託とは何か?どのような特徴があり、株式投資とはどう違うのかということを簡単に説明してきました。

投資信託の特徴

  • プロのファンドマネージャーが運用する
  • 投資家の資金を集めて規模の大きな投資をする
  • 様々な手数料が発生する
  • 様々な商品を対象にすることでリスクヘッジができる
  • 日本在住なら誰でも購入可能
  • 100円から1円単位で投資できる(ポイント投資も可能)

というものなので、まさにiDeCoやつみたてNISAのような老後資金を作る際に役立つ長期投資向きの投資商品だということがわかります。

iDeCo(イデコ)とは?私的年金で老後の不安が解消できる?
iDeCo(イデコ)とは?私的年金で老後の不安が解消できる?

iDeCo(イデコ)とはどんな特徴があるのか。私的年金で国民年金の不足を補い老後の不安が解消できるのか?iDeCo(イデコ)のメリット・デメリットも紹介しながらどんなものかを徹底解説。老後生活の不安を解消するためにも活用してくださいね。

iDeCoやつみたてNISAについても理解しておくと、私的年金を上手に作ることがで着ますので、人生設計にも役立ちますよ。

-投資・貯蓄
-, ,