目次
投資信託のメリットを知れば初心者でも安心な理由がわかる
投資初心者には、株式や債権などの個別投資よりも投資信託を購入した方がリスクが少なく、メリットが多いと言われています。
投資信託のメリットは
- 少額からの投資が可能
- 分散投資でリスクを軽減
- 専門家が運用を実施
- 投資しにくい国にも投資できる
という部分があるので実際にどのようなことなのか、投資信託のメリットについて完結に紹介しますので、あなたの投資スタイルにあっているのか確認してください。
投資信託は少額から投資できるので資金の少ない人でも安心
個別株を購入しようと思えばやはり10万円以上の投資資金が必要になりますが、投資信託の場合100円からでも投資が可能です。
ジュースやランチを我慢すれば1,000円くらいにはなるので、それを元手に投資信託デビューすることもできる特徴が。
初心者だとまずは投資するということに抵抗感がある人も多いですし、購入後の値動きが気になってしまう人も多いので、リスクを抑えてお試しデビューしてみるのも良いと思いますよ。
さらに最近ではポイント投資という楽天証券で言えば、普段の買い物で溜まった楽天ポイントを利用して投資信託を購入することもできるので、これなら実質的な負担なしで投資にチャレンジすることもできます。
投資信託は様々な商品に分散投資できるのでリスクを軽減できる
投資信託とは1つの商品だけではなく、いくつもの投資商品や国に分散して行うものなので、個別の商品だけを購入するよりもリスクを軽減できます。
株式や債券、不動産やコモディティ(金や石油など)を分散投資するのは大変ですが、投資信託ではそれらがすでにパッケージングされた形で販売されている特徴が。
分散投資を行えれば激しい値動きになることもなく、大きな利益を手にできない代わりに元本割れのリスクを抑えつつ、一定の利益を得ることもできるでしょう。
投資信託は商品の選択から運用までを専門家に任せられる
投資信託のが投資初心者向きなのは自分で銘柄の全てを選んだり、運用状況に応じて銘柄の出し入れを行う必要がないから。
何を買えば儲かって何を持っていれば損をするのか?
四六時中、株価や証券取引所の値動きを見ていることもできませんし、何が良いのかという経験や知識も少ないですよね。
そういった部分を全てプロのファンドマネージャーに一任できるので、日中に仕事をしている人でも値動きを気にせずに投資を行うことができます。
投資信託なら個人では投資しにくい国に投資できる
海外の株や債券を購入しようと思えば、その国の証券取引所で口座開設が必要になるなどハードルが高行こともありますが、投資信託ならそういったこともありません。
さらに個人ではリスクが高すぎる国の投資商品でも一定の範囲内に収めて投資することで、投資信託の中に組み込むことができます。
投資信託はローリスク・ローリターンの商品だけではなく、ニーズに応じた様々な商品が用意されていますので、好みに応じた商品を探してみるのも面白いですよ。
投資信託のデメリットも理解してより健全な投資商品を選ぼう!
投資信託のメリットを知ると、投資のプロであるファンドマネージャーが選び運用してくれているので、良い事だらけの投資商品だと思う人もいます。
しかし投資ですから、絶対に儲かるものではなく全て自己責任で判断して選ぶ必要がありますので、デメリットを知った上で商品選びや投資判断を行うようにしましょう。
投資信託のデメリットは
- 様々な手数料が必要になる
- 元本割れのリスクはある
- すぐに現金化できるわけではない
このような部分が投資信託のデメリットだと言われていますので、実際にどういう意味なのかより詳しく解説します。
投資信託は何種類かの手数料が必要になる
自分で株式や債券を購入するなら、売買手数料だけを考えればよいですが、投資信託とは投資のプロに運用してもらうもの。
だから様々な手数料が発生することも理解しておくべきこと。
信託報酬、監査報酬、売買委託手数料、信託財産留保額という個別株を購入する際には発生しない手数料が必要になります。
ただこれらの手数料を考えてもプロのファンドマネージャーの知識や経験を利用できるので、初心者ほど安心できると考えることもできるでしょう。
投資信託でも元本割れのリスクはある
投資は自己責任という話をしていますが、いくらプロが運用する投資信託でも絶対に元本割れしない商品というのは存在しません。
元本割れすれば当初かかった投資費用よりも、どんどん資産価値が目減りしていきますし、元本割れしても様々な手数料は発生します。
投資信託も投資商品なので一定のリスクがあることは事前に理解すべきこと。
元本割れのリスクがあるものの、分散投資や積立投資という視点から考えれば、20年以上保有することで、ほぼ元本割れのリスクを回避できますので、投資期間を長くすることで回避できる問題だと思いますよ。
投資信託の売却金額はすぐに手に入らない
株式を売ればその日のうちにあなたの証券口座に売却した株式の代金が支払われますので、すぐに現金化することができます。
しかし投資信託の場合は最低でも4〜5日、海外の金融商品を組み込んだものの場合は、証券口座に反映されるまでに1週間以上かかることも。
老後資金として考える人の多い投資信託ですから、よほどのことがない限り売却しないと思いますが、もし売らなければならない時はこのタイムラグも理解しておくべきでしょう。
すぐに現金が必要な状況でも、投資信託の売買代金は1週間から10日ほどの時間が必要になることを理解して早めに売却することが必要です。
投資信託のメリット・デメリットの記事まとめ
この記事では投資信託のメリットやデメリットを紹介しながら、投資初心者でも安心して購入できるように投資信託の特徴を解説してきました。
投資信託のメリットは
- 少額からの投資が可能
- 分散投資でリスクを軽減
- 専門家が運用を実施
- 投資しにくい国にも投資できる
投資信託のデメリットは
- 様々な手数料が必要になる
- 元本割れのリスクはある
- すぐに現金化できるわけではない
個人的な見解としてはデメリットをカバーできるだけのメリットがある投資商品だと思いますし、少額の手数料でプロに一任できるのは十分なメリットでしょう。
さらにIDeCoやつみたてNISAのように節税効果が期待できる方法で、日本が国を上げて投資信託等の購入を支援してくれていますので、利用しない手はないでしょう。
いずれにしても投資信託は間違った選び方をしなければ、初心者でも十分に利益をあげることができる投資商品ですので、この機会に色々と調べてみるとよいと思いますよ。
-
投資信託の選び方、どんな種類があって何を基準に選ぶべきか?
投資信託の選び方、投資信託にはどんな種類があって何を基準に選ぶべきか?投資初心者でもわかる投資信託の種類と投資スタイルによる選び方など、iDeCoやつみたてNISAで節税しながらできる投資信託の基本的な選び方を紹介します。