月給4分の1天引き貯金法という本多静六さんが実践した資産形成方法を知っていますか?
とてもシンプルな方法なのに、ちゃんと実践すれば誰でも貯金をすることができるというおすすめの方法です。
貯金ができない人や将来の不安がある人は、月給4分の1天引き貯金法を実践してみると結果に繋がるかもしれませんよ。
目次
本多静六の人物像と月給4分の1天引き貯金法とは何か?
本多静六さんは日本の林学博士で造園家という知識と株式投資による数百億円(現在価値に換算)の資産形成をした投資家の顔を持つ人物です。
月給4分の1天引き貯金とは?
その名の通り収入の4分の1をないものを考え、残りの4分の3で生活をやりくりする方法のこと。
ある程度の資産が貯まったらそれを元手に投資をして、資産をどんどん増やしていく方法です。
そんなことできない?
多くの人がそう考えると思いますが、本多静六さんには25歳にして家族9人を養わなければならない状況で始めたそうです。
現代で9人家族を養わなければならない人はほぼいませんよね?
そんな状況で始めた蓄財方法なので、本多静六さんよりも恵まれていない環境という人は少ないのではないでしょうか。
あなたも本気になれば「月給4分の1天引き貯金法」にチャレンジすることも、実践し続けることもできると思います。
貧乏を貧乏と思わない気持ちが月給4分の1天引き貯金には大事
月給4分の1天引き貯金法を実践する際の心構えとして
大切な心構え
貧乏に強いられてやむを得ず生活をつめるのではなく、自発的、積極的に勤倹貯蓄につとめて、逆に貧乏を圧倒するのでなければならぬと考えた。
これが本多静六さんの「私の財産告白」という著書に書かれている一文です。
一番最初に削ったのはやはり食費だということですが、現在ならスマホ料金の見直しや、交遊費の削減などではないでしょうか?
見栄っ張りな生活をしている人なら一般的な生活水準に落とし、身の丈にあった生活をしている人でも更なる節約に務める。
4分の1を貯金していると思うと甘えが出ると思いますが、給料が4分の1カットされたらどうするか?ということを考えるとよいかもしれません。
切実な状況になればできないことはありませんし、自ら率先して創意工夫を行うようになりますよね?
そういう気持ちの強さがあれば、いつでも始めることができるのが月給4分の1天引き貯金法のメリットです。
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月給4分の1天引き貯金法を実践する際の注意点は?
月給4分の1天引き貯金法を実践する際には収入の4分の1を必ず貯金することが求められますが、これはボーナスなどの臨時収入にも当てはまります。
臨時収入の対処方法
月給4分の1天引き貯金法においてボーナスなどの臨時収入はないものと考えて、全て貯金すべきだということです。
唯一の例外が貯金利子で、それだけは臨時収入ではなく通常収入と考えて、4分の1だけを貯金すればOKということ。
貯金額が増えると利子も増えて生活に潤いが出るので、貯金することに対するモチベーションが上がるというのがこの掟の裏側にある思惑のようです。
有益な方法でも続けられなければ意味がないということを実体験を踏まえて感じているので、このようなルールを設定しているのでしょう。
月給4分の1天引き貯金法は子供の教育にも役立つ
日本人ってお金の使い方がうまくなかったり、お金に対する知識を学ぶ機会がないままに大人になってしまうことが多いですよね。
お金の使い方は学校では教えてくれませんので、お子様に対して幼少期から「月給4分の1天引き貯金法」を実践させておけば、自然と上手な使い方になれます。
子供の場合はお小遣いですが、それを4分の1は天引き状態で貯金させ残りの4分の3でやりくりさせる。
小さなうちはすぐに使って失くなってしまうかもしれませんが、限られたお小遣いでも、数年も経てばやりくり上手になるのでおすすめですよ。
通帳を作ってお金が貯まることを実体験を通じて教えてあげると、大人になった時にずれた金銭感覚になることもなく、自分のやりたいことに挑戦できるくらいの資金は貯まっていると思います。
月給4分の1天引き貯金法の記事まとめ
この記事では本多静六さんが実践し、巨万の富を手にした「月給4分の1天引き貯金法」について紹介してきました。
月給4分の1天引き貯金法
- 収入の4分の1は天引きして貯金する
- 貯まった金額を元手に投資する
- 臨時収入は全て貯金する(除く銀行利子)
ということを実践するだけですので、考え方はとてもシンプルですが、実行し続けることは難しいと感じるでしょう。
しかし老後2,000万円問題や子供の教育費など、金銭面の不安がある現代ですので、首が回らない状態になる前に対策する。
難しい投資よりも簡単で誰でも実践できる方法ですので、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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