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一般家庭の電気料金平均額は毎月いくらくらいなのか?
総務省統計局が発表した家計調査結果で2018年の一般家庭の平均的な月間の電気料金は10,765円と言われています。
とはいえ、この数字には一人暮らし世帯もあれば、5人家族の家庭もあるので、概算値としてしかりかいすることができません。
そこでより詳細なデータを紹介しますので、あなたの家庭環境や住んでいる地域などから、適正な電気料金に抑えることができているのか判断してみてください。
世帯人数別の電気料金の平均額【2018年最新版】
まず2018年の各家庭がどのくらいの電気料金を毎月利用しているのかを紹介すると、
家族構成 | 電気料金 |
全体平均 | 10,765円 |
2人家族 | 9,559円 |
3人家族 | 11,024円 |
4人家族 | 11,719円 |
5人家族 | 12,846円 |
6人以上 | 16,414円 |
上記が月間の電気料金の平均額になるので、年間ベースにすると・・・
家族構成 | 電気料金 |
全体平均 | 129,810円 |
2人家族 | 114,708円 |
3人家族 | 132,288円 |
4人家族 | 140,628円 |
5人家族 | 154,152円 |
6人以上 | 196,968円 |
電気料金は水道光熱費の中でも最も高額になるので、やはりかなり年間コストがかかっていることがわかります。
地域別の電気料金の平均額【2018年最新版】
電気料金は契約する電力会社によっても変わりますし、住んでいる地域の気温差によっても変動します。
そこで2018年の地域別の電気料金の平均額を紹介すると
居住地域 | 電気料金 |
全国平均 | 10,765円 |
北海道 | 10,622円 |
東北地方 | 12,052円 |
関東地方 | 10,255円 |
北陸地方 | 14,400円 |
東海地方 | 10,270円 |
近畿地方 | 10,431円 |
中国地方 | 11,714円 |
四国地方 | 12,944円 |
九州地方 | 10,383円 |
沖縄 | 10,293円 |
最も安いのが東海地方の10,270円で、最も高いのが北陸地方の14,400円になり、差額は4,130円にもなります。
これは月間の電気料金なので年間で49,560円も電気料金が高いということですから、北陸地方の人は少し節電を意識した方が良いのかもしれません。
単身世帯の地域別、電気料金の平均額【2018年最新版】
一人暮らしだとどのくらいの電気料金が妥当なのか、節約を意識しない人も多いので、単身世帯の地域別の電気料金の平均額を紹介すると・・・
居住地域 | 電気料金 |
全国平均 | 5,852円 |
北海道・東北 | 5,918円 |
関東地方 | 5,669円 |
北陸・東海 | 6,209円 |
近畿地方 | 5,897円 |
中国・四国 | 6,121円 |
九州・沖縄 | 5,673円 |
北陸・東海で一緒に集計されていますが、やはり北陸地方が全国でも最も高い傾向があるので、北陸地方に住んでいる人は単身世帯でも電気料金の見直しや節約を行った方が良いのかもしれません。
家族構成によって電気料金の平均額が変わる
全国平均のデータを紹介しましたが、電気料金は家族構成によっても異なりますので、その傾向を知っておくことも大切なこと。
節約しようと無理してしまうと、生活の質が下がったり、節約することを優先して心身ともに悪影響が出てしまうことも。
2018年は6月〜9月だけで熱中症で95,137人が救急搬送され、160名が死亡するなどの事例が報告されていますので注意してください。
高齢者がいる家庭の電気料金の傾向は?
高齢者がいる家庭だと平日の昼間も在宅していることが多く、必要以上に電気機器を使用する傾向もあります。
マッサージチェアー、電気ストーブ、エアコン、電気カーペットなど高齢者になると電化製品を多く利用する傾向があるので、その結果として毎月の電気料金が高くなる傾向があります。
しかも早朝から行動する傾向があるので、早朝から電力消費量が増えやすいと言えるでしょう。
専業主婦がいる家庭の電気料金の傾向は?
専業主婦がいる家庭だと、在宅時間の長さから常に電気を使っていることもあり、共働き家庭よりも電気料金が高くなりやすい傾向があります。
赤ちゃんがいる家庭の電気料金の傾向は?
赤ちゃんがいる家庭だと暖房や冷房をつけたり、頻繁にお湯を沸かしたりするなど、電気機器を使用する傾向があります。
体温管理が大人のようにできないので、暖房も冷房もつけっぱなしにすることがあるような家庭は注意しましょう。
成人している家族がいる家庭の電気料金の傾向は?
成人している家族が多い家庭では、居間・寝室・子ども部屋と全ての部屋にテレビや冷暖房が設置されており、電力消費量が増えやすい傾向があります。
同じテレビを見ているのに、それぞれが自分の部屋で見るような状況だと電気料金的には非常にマイナスですよね。
家族構成が高齢者+若者という家族だと、早朝から高齢者が電気を使用し、深夜は若い家族が遅くまで電気を使用している。
早朝から深夜まで電力消費量が高い状態が続き、毎月の電気料金が高くなってしまう傾向があるので、個々が節約の意識を持つことも大切です。
4人家族以上はアンペア変更も検討しよう!
家族の人数が増えると必然的に電気使用量も増えるわけですから、ブレーカーが落ちないように大きなアンペアにしているかもしれません。
しかし電気利用量以上に大きなアンペアを選択する必要はなく、毎月の利用料金や電気使用量をチェックすることで、アンペア変更を行うことも可能でしょう。
アンペアを下げることができれば、それだけ基本料金が安くなるわけですから、そういった意識を持つことも大切です。
東京電力の従量電灯Bの基本料金を紹介すると・・・
アンペア数 | 基本料金(税込) |
30A | 842.40円 |
40A | 1,123.20円 |
50A | 1,404.00円 |
60A | 1,684.80円 |
60Aから30Aに変更できれば、それだけで842.4円を毎月節約することができ、年間10,108円も電気料金を安くできます。
アンペア変更に関してはこの記事を読んでみてください。
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アンペア変更で電気料金は安くなる?基本料金を比較してみよう!
電気料金を安くする方法としてアンペア変更を行うことがありますよね。実際に東京電力の基本料金を比較することで、アンペア変更をすることでどこまで電気料金が安くなるのか?メリット・デメリットも理解した上でアンペア変更について考えましょう。
ただ最近ではアンペア変更よりもお得な基本料金がない新電力会社も出てきていますので、そういったサービスを利用することも方法の1つです。
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基本料金がない電力会社があるって本当?電気料金を節約できる?
基本料金がない電力会社があって電気料金を節約できるという評判を聞きましたが、本当に基本料金がない電力会社なんてあるのでしょうか。電気料金を節約したい人なら魅力的に感じる状況だと思うので、実際にどんな電力会社が徹底解説します。
電力自由化で日本にも増えた新電力会社を利用すれば、基本料金もなくブレーカーが落ちる心配もないので、節約+停電のリスクを回避することができるでしょう。
一般家庭の電気料金の平均額の記事まとめ
この記事では家族構成や地域毎に分けて、現在の月間の電気料金の平均額を紹介してきました。
全国平均の電気料金は、
はてな
- 全体平均:10,765円
- 2人家族:9,559円
- 3人家族:11,024円
- 4人家族:11,719円
- 5人家族:12,846円
- 6人以上:16,414円
となっていますので、まずは上記数値とあなたのご家庭の毎月の電気料金を比較してみてください。
もし大幅に平均額を上回っているようなら、アンペア変更や電力会社の契約変更などで対応すると毎月の電気料金を安くすることができるかもしれませんよ。